結論:「10ギガ980円」は実現できる
「月10GBのスマホ料金を980円に抑えたい」——そう考えているなら、まず正直にお伝えします。
2026年5月時点で、音声通話SIM付き・10GBプランを月額980円で提供しているキャリアは存在しません。
ただし、がっかりする必要はありません。現実には以下の選択肢があります。
- 7GBを月額990円で使えるプランが存在する(HISモバイル)
- 10GBの最安プランは月額1,340円(同じくHISモバイル)
- 繰り越しや2段階制をうまく使えば、実質的に980円台に近い運用も可能
本記事では「10ギガ980円」という条件に最も近いプランを中心に、2026年5月の最新料金情報をもとに徹底比較します。
「10ギガ980円」に最も近いプランはこれだ
HISモバイル「自由自在2.0プラン 7GB」:月額990円
現時点で「10ギガ980円」のイメージに最も近いのが、HISモバイルの7GBプランで月額990円です。厳密には10GBではなく7GBですが、他社の同容量プランと比べても業界最安クラスであり、繰り越し機能を活用すれば実質的に10GB近くのデータを月々980円台でやりくりすることが十分可能です。
HISモバイルはもともと旅行会社のHISが運営する格安SIMで、ドコモ回線を使用。通話料も30秒9円と業界最安値級に抑えられています。契約条件なしでこの料金が続くため、「とにかく月額を極限まで下げたい」という人にとって、まず検討すべきキャリアです。
HISモバイル 7GBプランの主な特徴
- 月額990円(税込)、条件なし・割引不要
- ドコモ回線使用で安定した通信品質
- 通話料は30秒9円(業界最安値級)
- データが足りない月は1GBあたり200円で追加可能
- U25若者割・シニア60割など対象者向けのさらなる割引あり
こんな人におすすめ:毎月のデータ使用量が5〜7GB程度で、料金の安さを最優先にしたい人
10GBプランの最安はどこ?2026年5月の最新料金比較
HISモバイル「自由自在2.0プラン 10GB」:月額1,340円
10GBプランに絞った場合でも最安はHISモバイルで、月額1,340円。これは他社と比較すると明確に安く、大手サブブランドとの差は月600〜750円にのぼります。年間で換算すると7,000円以上の差になります。
HISモバイルの10GBプランが追加された背景には、7GBユーザーの約70%が毎月7GBを使い切っているというデータがあり、「もう少し容量が欲しい」という実際の声から生まれた経緯があります。20GBプランでは容量を余らせているユーザーも多く、10GBが多くの人にとってちょうどよいプランということが、実データで裏付けられています。
主要格安SIMの10GB料金比較(2026年5月)
| キャリア | 月額料金(税込) | 回線 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| HISモバイル | 1,340円 | ドコモ | 10GB最安・通話料9円/30秒 |
| IIJmio | 1,400円 | ドコモ/au | 繰り越し・家族割あり |
| NUROモバイル | 1,485円 | ソフトバンク | 3ヶ月ごと6GBボーナス |
| LINEMO(最大利用時) | 2,090円 | ソフトバンク | LINE使い放題・2段階制 |
| 楽天モバイル | 2,178円 | 楽天/au | 段階制・20GB超は3,278円上限 |
| mineo | 1,980円 | ドコモ/au/SB | 3回線から選択可 |
各プランを詳しく解説
① IIJmio(アイアイジェイミオ):10GB 1,400円
HISモバイルに次ぐ安さで、MVNOの中では長年トップクラスのコスパを誇るのがIIJmioです。ドコモ回線とau回線から選べる点が特徴で、自分の使用エリアや端末に合わせて回線を選択できます。
余ったデータは翌月に繰り越せるため、使用量が月によってムラがある人にも向いています。また、家族で複数回線を契約する場合は家族割引が適用され、1回線あたり月100円の割引が受けられます。
MNP乗り換えと同時にスマホを購入すると人気機種が一括2,480円〜の大特価になるキャンペーンも定期開催されており、端末の買い替えを検討中の方にも注目度が高いキャリアです。
こんな人におすすめ:HISモバイルとの差額60円よりも回線の選択肢や繰り越しを重視したい人、家族でまとめて乗り換えたい人
② NUROモバイル:10GB 1,485円
ソニーネットワークコミュニケーションズが運営するNUROモバイルは、3ヶ月ごとに無料で6GBのボーナスデータがもらえるユニークな仕組みが特徴です。もらったデータは翌々月まで繰り越せるため、うまく計画的に活用すれば実質的なコストパフォーマンスはさらに高まります。
月額1,485円に加えて、新規・乗り換え申し込みで月額基本料金が1年間491円割引になるキャンペーンも実施されることがあります。適用期間中は月額994円という破格の価格で10GBが使える計算になります。
こんな人におすすめ:毎月のデータ使用量が安定していて、ボーナスデータを計画的に活用できる人
③ LINEMO(ラインモ):3GB→10GBの2段階制
ソフトバンクのオンライン専用ブランドLINEMOの「LINEMOベストプラン」は、月間3GB以内なら990円、3GBを超えても10GBまで使えて2,090円という2段階定額制です。
最大の魅力はLINEアプリ(トーク・通話・ビデオ通話)のデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」。LINEを毎日多用する人にとっては、実質的に使えるデータ量が他のプランより多くなります。また、ソフトバンク回線を使用しているため通信速度・安定性が高い点も支持されています。
「普段はLINEやSNSがメインで、月によってYouTubeをたくさん見る月もある」という使い方の人に特に向いています。
こんな人におすすめ:LINEを頻繁に使う人・月ごとのデータ使用量にばらつきがある人
④ 楽天モバイル:10GBは月額2,178円で注意が必要
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、3GBまで1,078円、3〜20GBで2,178円、20GB超えで無制限3,278円という3段階制です。
ここで注意が必要なのは、3GBを少し超えただけで料金が一気に2,178円に跳ね上がる点です。たとえば4GB使った月も10GB使った月も料金は同じ2,178円。「毎月4〜10GBくらい使う」というユーザーにとっては、他の格安SIMよりも割高になります。
楽天モバイルが本領を発揮するのは、毎月20GBを超えて使う大容量ユーザーか、逆に3GB以内に収まるライトユーザーです。10GB前後の中容量ユーザーには、別のキャリアの方が適しています。
「実質980円台」に近づける3つの方法
方法1:HISモバイル7GBプラン+繰り越しを活用
HISモバイルの7GBプランを990円で契約し、余ったデータを翌月に繰り越すことで、使用量が多い月でも対応できます。動画視聴は自宅Wi-Fiに限定し、外出時はSNS・マップ・メール程度に絞れば、多くの方が7GB以内に収まります。
月の後半にデータが足りなくなった場合でも、HISモバイルは1GBあたり200円で追加購入が可能。7GB+1GB追加でも合計1,190円と、他社の10GBプランより安く収まります。
方法2:LINEMOベストプランで3GB以内に収める
LINEMOはLINEのデータ消費がゼロなので、コミュニケーションの大半をLINEで行っているなら、実際に使う高速データを3GB以内に抑えやすくなります。そのまま月額990円で維持できれば、10GB近いデータを実質980円台で使っているのと同等の満足感が得られます。
方法3:キャンペーン割引期間を狙って乗り換え
NUROモバイルの1年間491円割引キャンペーンが適用されている期間中は、10GBが実質994円で使えます。また、IIJmioやHISモバイルでは乗り換え時に通話オプション無料・事務手数料無料などの特典がつくことがあり、トータルの支出を大きく下げられます。
格安SIMに乗り換えるときの注意点
通信速度の混雑について
格安SIM(MVNO)は大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、昼の12時台や夕方の混雑時間帯に通信速度が低下する場合があります。HISモバイルやIIJmioはMVNOの中では比較的安定している評価ですが、LINEMOはソフトバンクのサブブランドとして回線品質が高く、速度を重視するならLINEMOが選択肢に入ります。
SIMロック解除の確認
現在使っているスマホが特定のキャリアにSIMロックされている場合、格安SIMのSIMカードが使えないことがあります。2021年10月以降に購入した端末は原則SIMロックフリーですが、それ以前の端末は要確認。乗り換え前にキャリアのサイトや店舗でSIMロック解除を済ませましょう。
サポート体制の違い
HISモバイル・IIJmio・LINEMOはオンライン中心のサポートで、問い合わせはチャット・メール・電話対応となります。「使い方がわからなくなったら店舗に行きたい」という方は、イオンモバイルのように全国に実店舗があるキャリアも選択肢に入れましょう。
自分に合ったプランの選び方
STEP 1:毎月のデータ使用量を確認する
スマホの「設定 → モバイル通信(またはモバイルデータ通信)」から過去数ヶ月の使用量を確認します。平均が5〜7GB程度ならHISモバイルの7GBプラン(990円)が最有力。コンスタントに8〜10GB使うならHISモバイルの10GBプラン(1,340円)が最安です。
STEP 2:LINEの使用頻度を確認する
LINEでのやり取りが多い場合は、LINEMOのLINEギガフリーが節約に直結します。LINEをほとんど使わないならHISモバイルやIIJmioの料金の安さを優先した方が得です。
STEP 3:乗り換えキャンペーンの時期を狙う
どのキャリアも新規・MNP乗り換えで数ヶ月間の月額割引やポイント還元を実施しています。乗り換えを検討するタイミングで各社のキャンペーン情報をチェックし、最もお得な条件の時期に申し込むのが賢い選び方です。
まとめ:「10ギガ980円」の現実解
「10ギガ980円」という完全な条件を満たすプランは2026年5月現在存在しませんが、限りなく近い選択肢は複数あります。
最もおすすめの結論は以下のとおりです。
- まず試すべきは HISモバイル 7GB 990円。繰り越し活用で実質10GB相当の運用が可能
- 10GBをきっちり使いたいなら HISモバイル 10GB 1,340円が業界最安
- LINEヘビーユーザーなら LINEMO で3GB以内をキープして990円運用を狙う
- 楽天モバイルは4〜10GBユーザーには不向き。3GB以下または20GB超のユーザー向け
格安SIMへの乗り換えは、年間で数万円規模の節約につながる可能性があります。まずは自分の毎月のデータ使用量を確認することが、理想のプランに近づく第一歩です。

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